近年、健康意識の高まりで、体調や運動状況をデータで把握して、生活習慣を見える化する、ウェアラブル端末が注目されています。
総務省の調査によると、特に30代がウェアラブル端末を健康管理サービスとして利用したい意向があるというデータが出ており、今後も利用者が増加していくと予想されます。
ウェアラブル端末はさまざまな種類のモデルが出ています。この記事では、ウェアラブル端末の概要から始まり、主なウェアラブル端末の種類や特徴、どのような健康管理ができるのか、選び方を解説していきます。

ウェアラブル端末とは、腕や指、頭など、身体に装着して使用するコンピューターデバイスのことです。
スマホとの連携によって、健康管理のほか、メールの通知や決済機能など日常生活に便利な機能を持っています。
例えば、健康管理においては、身長や体重、BMI、心拍数や睡眠状況などを測定し、日々の健康状態を「見える化」することで、自身の健康意識を向上し、生活習慣を見直すきっかけにできます。
ウェアラブル端末にはさまざまな種類のものが販売されています。
ここでは主なウェアラブル端末4種とそれぞれの特徴を紹介していきます。
スマートウォッチは、Apple Watch(アップルウォッチ)に代表される、腕に装着する腕時計型のウェアラブル端末で、スマートフォンと連携した多機能性が特徴です。
スマホと連携しておけば、メールやLINEの通知、天気予報、GPSマップ、フィットネス機能など、スマートウォッチを見るだけで簡単に確認できます。しかし、バッテリーで動いているため、1日~数日に1回は充電する必要があります。
スマートグラスは、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの映像体験に活用されるメガネ型デバイスです。
ハンズフリー操作での業務効率化が可能で、ビジネスや医療の現場で普及が進んでいます。
スマートグラスには以下の4つの特徴があります。
ディスプレイ機能:スマートグラスにはディスプレイ機能が内蔵されており、視界全体を画面として利用できます。また、実際の風景にAR情報を重ねて表示することも可能です。
ハンズフリー操作:音声やジェスチャーで操作でき、手を使わずに、通話や情報の取得ができます。
カメラ機能:スマートグラスに搭載されたカメラで写真や動画の撮影ができ、目で追った対象をそのまま撮影できます。
通信機能:スマホと連携し、通知の受信やスマホ画面ミラーリングができます。
リング型のウェアラブルデバイスは、指輪型で軽量、コンパクトさが特徴です。また、装着時の違和感が少ないことも魅力。シンプルな反面、機能が限られており、健康データの計測、タッチ決済機能、スマホとの連携など、一部の機能のみに特化しています。
肩にかけるタイプのネックスピーカーやイヤホン型があり、ハンズフリーで通話や音楽視聴ができ、心拍数などの健康データを取得できるタイプもあります。
ウェアラブル端末には、さまざまな機能があります。ウェアラブル端末を活用することで、運動量や健康状態を可視化し、生活習慣の改善や病気予防に役立てることが可能です。ここではウェアラブル端末でできる健康管理について詳しく説明していきます。
ウェアラブル端末に内蔵された加速度センサーを活用して、日々の歩数を記録できます。例えば、運動不足の解消やダイエットを目的に、1日1万歩を目標に設定し、歩数の管理や実際の活動記録に役立てることが可能です。
GPSを搭載したウェアラブル端末は、移動した距離も計測可能です。また、ランニングやウォーキングのルートも記録できます。移動距離や時間のペースの向上など、自分の運動の成果を「見える化」することで日々の運動のモチベーションアップに役立ちます。
心拍数や血圧の計測をし、継続的なモニタリングと可視化が可能です。心拍数や血圧の継続的なモニタリングをすることで、健康上の問題を早期に発見し予防処置をとれます。2021年からアップルウォッチとiPhoneで心拍数計測や不整脈(心房細動)の検出が可能になり、これらと連携している医療機関もあります。
ウェアラブル端末は運動による消費カロリーを計測する機能を備えています。この機能により、ランニングやウォーキング、筋力トレーニングなど、さまざまな活動で消費したエネルギー量を数値で確認できます。これにより、1日の総消費カロリーを把握するだけでなく、食事で摂取したカロリーとのバランスをチェックすることも可能です。
設定した目標(例えば1日の消費カロリー量や体重管理)に近づくために、運動量を増やすべきか、食事内容を見直すべきかといったアクションプランを立てる参考になります。また、過去の記録と比較することで、運動習慣の改善や変化を確認しやすくなるでしょう。
ウェアラブル端末では睡眠時間と質を分析でき、自身の睡眠パターンを詳細に把握することで、睡眠の質の改善が可能です。
睡眠時間の記録では入眠から起床までの睡眠時間を計測し可視化。さらに、睡眠の質の記録では、睡眠の深さやレム睡眠を可視化できます。
例えば、8時間しっかり寝ているのに、疲れが取れず、日中眠い状態が続いたとします。ウェアラブル端末で睡眠の質を測定した結果、浅い睡眠が多いことが原因と分かり、改善の余地があることに気づけます。
ウェアラブル端末を選ぶ際には、自分の目的やライフスタイルに応じた機能を持つものを選ぶことがポイントです。ここでは、自分にあったウェアラブル端末の選択のポイントを具体的に解説します。
正確な測定能力を持つ端末を選ぶことで、信頼性あるデータに基づく健康管理が可能です。測定誤差が多い端末を選んでしまった場合、得られた健康情報の精度が不正確なため、分析しにくく、正しい健康改善の立案が難しくなると考えられます。
購入前に、デバイスのメーカーホームページで商品情報をしっかり調べ、購入候補商品のレビューや口コミを調べてみることもおすすめです。
ワークアウト機能が充実したウェアラブル端末は、運動を取り入れたい方におすすめです。ランニング、サイクリング、ヨガなど、さまざまな運動モードに対応したデバイスが便利です。中にはワークアウトを開始すると自動で認識して、適切なワークアウトを開始するモデルもあります。
不要な機能を抑え、自身に必要な機能を備えた端末を選ぶことで、コストパフォーマンスのよいウェアラブル端末を選択できます。
多機能な商品は価格が高くなる傾向があるため、購入後に「ほとんどの機能を使わず、余計な費用がかかってしまった」とならないよう、事前にしっかりと調べることが大切です。自分のニーズに合った機能を持つ端末を選ぶことで、機能とコストのバランスが良い商品を見つけられます。
Q1.ウェアラブル端末とは何ですか?
A1.ウェアラブル端末とは、腕や指、頭など身体に装着して使うコンピューターデバイスのことです。スマホと連携して、歩数や心拍数、睡眠の質などを記録し、健康状態を「見える化」できます。メール通知やキャッシュレス決済など、日常生活を便利にする機能もあります。
Q2.どんな種類のウェアラブル端末がありますか?
A2.主な種類は「スマートウォッチ」「スマートグラス」「リング型デバイス」「イヤホン・スピーカー型」の4つです。
スマートウォッチは健康管理や通知機能が充実、スマートグラスは業務効率化に活用、リング型は軽量でシンプル、イヤホン型は音楽や通話に加えて健康データの取得も可能です。
Q3.ウェアラブル端末を選ぶときのポイントはありますか?
A3.目的に合った機能と精度を重視することが大切です。
正確に測定できるか、ワークアウト機能が充実しているか、そして価格と機能のバランスが取れているかを確認しましょう。必要な機能を明確にすることで、コストパフォーマンスの良い端末を選べます。
この記事ではウェアラブル端末の概要、種類、健康管理機能、選び方のポイントを解説しました。
ウェアラブル端末で健康管理をすれば、歩数や睡眠の質、心拍数を測定することで、日々の健康を簡単に可視化し、健康の改善に役立てられるようになります。
ウェアラブル端末の種類は、スマートウォッチやリンク型デバイスなど様々な種類がありますが、自身に必要な機能や予算に合ったデバイスを選んでください。
この記事を参考に、自分に最適なウェアラブル端末を選び、より豊かで充実した生活を送るために役立ててください。
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